★ 基礎知識 ★
★水彩画の基本技法★
~基本となる5つの彩色方法~
水彩絵の具は、誰もが一度は手にしたことのある、子供の頃から慣れ親しんだ画材です。
絵の具とパレットと筆、スケッチブック、そして水さえあれば、誰でも気軽に水彩画をはじめることができます。
しかし、その一方で水彩画を描くための基本技法については、意外と知られていません。作品には、その人の個性やスタイルがあらわれるものですが、基本となる彩色の方法、筆の使い方、制作の手順などを知っていると、より表現しやすくなります。
透明感のある色の重なりを表現するために
5つの基本技法が、自由な表現へとつながります。
①ウォッシュ(平塗り)
ウォッシュ(平塗り)というのは、筆のタッチが出ないように、フラットに塗る方法です。
「絵の具をたっぷりの水で、まんべんなく溶いておく」「使う色を多めにつくっておく」「紙の上で塗りが中断しないようにする」「前に塗ったところが乾く前に塗る」などのコツが必要です。
②ウェット・イン・ウェット
ウェット・イン・ウェットというのは、塗りをぼかすための技法です。
塗りたいところに先に水だけを塗り、そこに絵の具を加えていくことにより生じるにじみを利用します。
③重ね塗り
セロファンを重ねたときのような、下地の色との重ね合わせによる色の変化を表現します。
「明るい色から塗っていく」「下地の絵の具が乾いてから塗る」「筆で何度もこすらない」などのコツがあります。
④ドライブラシ(かすれ)
その名の通り水気の少ない(ドライな)筆を使用して、塗りをかすらせる技法です。
紙には凹凸があり、水気を少なくすることにより、この凹の部分には絵の具が入っていかなくなります。これを利用したのがドライブラシの技法です。下地の色や紙が乾いていることも必要となります。
⑤白抜き(マスキング)
水彩画では、白くしたいところや明るくしたいところには、絵の具の白を使わないようにします。
マスキングテープなどを使い、紙の地色を残すことによって表現しますが、イラストレーターなどが使用するマスケットインクを使用するという方法もあります。
水彩画では、偶然の色の広がりが、透明感のある素晴らしい表現をみせることがあります。しかし、偶然とは言いつつも、そのためには、基本技法としての水加減や作業の手順が必要となります。何度も繰り返し、まずは基本技法を身につけましょう。
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